広島サンダーズ、練習見学レポート
- momijiro

- 6月30日
- 読了時間: 4分
更新日:7月1日

バレーボールの国内トップカテゴリーである「SVリーグ」に所属する広島サンダーズ。そんなトップチームの練習を間近で、しかも無料で見学できることをご存知だろうか。
リーグがオフシーズンに入り、練習見学もしばらく休止されていたが、約1ヶ月半ぶりに再開。6月は3回の公開日が設けられたので、さっそく行ってきた。

場所は、猫田記念体育館。皆実町六丁目の電停からすぐ、ホームセンター・コーナンの裏手に位置する。

《宮殿のような、猫田記念体育館の瀟洒な佇まい》

「世界の名セッター」と呼ばれる広島サンダーズのレジェンド・猫田勝敏氏(1944〜1983年、広島市出身/崇徳高校卒)の功績を讃えるため1989年に建てられた体育館で、エントランスを入って左手には猫田氏の胸像と、ミュンヘンオリンピック(1972年)で着用されたユニフォームやシューズ、直筆の手紙など「お宝」満載のギャラリーがある。こちらは練習公開日以外でも、体育館開館日ならいつでも無料で見学できる。




ロビーには、他にもサンダーズの栄光をたどる貴重な所蔵品の数々が所狭しと展示されており、チームを代表するポイントゲッター3人の大きなタペストリーも。
床面から最高到達点は実際の高さと同じになるよう設置されているので、選手たちがいかに高く跳んでいるかがわかって驚く。来館の際は、ぜひ前に立ってみてほしい。

さて、ロビーツアーを済ませたら、いざ練習見学へ。
階段か、エントランス右背面にあるエレベーターで観客席がある4階まで上がる。受付等の手続きは必要なく、練習時間内であれば自由に出入り可能。客席はどこでも座って OKだ。コートを2面使用するので、推し選手がいる人は、推しの側へどうぞ。
(当然ながら、騒音やフラッシュ撮影などの迷惑行為は禁止。また動画の撮影・公開も禁止されている。マナーを守って見学しよう)

《コート2面を使った練習風景:2025年10月撮影》
昨シーズンで4名が退団したほか、代表活動やビーチバレーの大会等で不在の選手もいたため、この日は参加選手が9名とやや少なめ。コート1面のみでの練習だった。
内容もシーズン中に比べると軽めの印象。とはいえ、床を蹴るシューズの音、ボールを打つ音、選手の声…臨場感と迫力は、映像では味わえない「現場」の醍醐味だ。守備専門のポジションで、試合ではネットより高い位置でボールに触ることがない「リベロ」の選手がスパイクを打つというレアなシーンも見られるのは、練習見学ならでは。特に2022年にリベロへ転向するまでアウトサイドヒッターだった西村信選手のスパイクは美しくも強烈で、バレー観戦歴1年の筆者は初めて見るその躍動感あふれる姿に惚れ惚れしてしまった(残念ながら写真はナシ)。

午後3時に始まって、5時前には全体練習が終了した。楽しい時間はあっという間だ。
その後は自主練習の時間(それも見学OK)。この日は9人中5人が参加していたが、1人減り、2人減り…最後は、3月に日本体育大を卒業したばかり(内定選手として1月からチームに合流済)の新人・山元快太(やまもと はやと)選手のみが残った。
5月末で引退し、コーチとしてチームに残った武智洸史氏とマンツーマンのレシーブ練習は、40分にも及んだ。武智コーチは色々なコースの球を打って対応策を学ばせたり、近くへ歩み寄って身振りを加えながら説明したりと熱血指導。「いいよ、いいよ!」「悪くない」「そう、それ!」と肯定的な言葉をかけ続けていたのが印象的だった。
次シーズン開幕まで、約4ヶ月。山元選手、そして広島サンダーズがどんな進化を遂げているのか楽しみだ。


サッカーワールドカップで盛り上がっている今日この頃、バレーボールの国際大会・ネーションズリーグも開催中で、なんと我らがNIPPONは出場国唯一8戦全勝と破竹の勢いなのである。広島サンダーズのセッター・永露元稀選手、ミドルブロッカー・西本圭吾選手(尾道市出身)も活躍しており、西本選手の大ファンだというバルセロナの男性7人組「NISHIMOTO BOYS」による熱烈な応援が注目を集めるなど話題満載。7月15日(女子は8日)からは大阪で日本ラウンドが始まるので、こちらもぜひご要注目を。
◆練習公開日は広島サンダーズ公式インスタグラムにて確認を。




