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迫力満点!バドミントン生観戦記

執筆者の写真: momijiro
momijiro
10月1日
読了時間: 4分
広島ガスバドミントン部_永田選手

9月25〜27日、マエダハウジング東区スポーツセンターで「第69回中国地区総合バドミントン選手権大会」が開催され、広島市を拠点に活動する社会人チーム・広島ガスバドミントン部は26日の女子ダブルス、27日の女子シングルスに出場した。


会場の東区スポーツセンターエントランス

 

各種目(男子・女子ダブルスとシングルス、混合ダブルス)の優勝者は、12月に行われる全日本総合バドミントン選手権への出場権が得られる。坂中琴音選手の言葉を借りれば「国内で一番大きい大会の予選会で、その出場権を獲得するために大事な試合」だ。

 

ダブルスに出場予定だった坂中選手は、残念ながらパートナーの体調不良により棄権せざるを得ず、今大会はサポートに回った。

U24日本代表としてインドネシアへ遠征中の「ももみこペア」こと新見桃芭・相磯美心ペアも棄権したため、広島ガスからは深田百香・近藤七帆ペアのみがダブルスに出場した。


広島ガスバドミントン部_深田・近藤ペア
ダブルス出場の近藤選手(前衛)と深田選手(後衛)

今大会は15点制(各ゲーム15点獲得で勝利)で、2ゲーム先取したら勝ち進めるトーナメント形式で行われた。

深田・近藤ペアは、1回戦シードで臨んだ2回戦、1ゲーム目を9-15で落としたものの、2・3ゲーム目を15-10、15-4で連取して逆転勝利。深田選手は「焦らずにしっかりラリーをして勝ち切れたのが良かった」と振り返った。そのまま波に乗りたいところだったが、続く3回戦はS/JリーグⅡ参戦チーム・Cheerful鳥取の石田有彩・佐藤灯ペアに2−0(15-10、15-11)でストレート負け。ベスト16で大会を終えた。

(石田・佐藤ペアは女子ダブルス優勝)

 


翌日のシングルス戦には永田萌恵選手が出場し、2回戦は2−0で快勝したものの、3回戦では母校である山口・柳井商工高校の後輩でジュニアナショナルチーム(U19)メンバーの松本紗季選手に2−0(15-12、15-10)で敗れてベスト16で終了。出場3選手とも全日本総合選手権への切符をつかむことはできなかった。

 

広島ガスバドミントン部_永田選手
シングルス戦出場の永田選手

 

結果だけを見れば、残念ではある。

が、バドミントン生観戦が初めての筆者にとっては、カッコよくて面白くて、大満足な観戦体験だった。

 

オリンピック中継では何度も見たことがあるので、公園でする、シャトルが山なりに行き来するバドミントンと競技としてのそれはまったくの別物であることは理解していた。それでもなお、初めて目の当たりにするトップレベルの競技は、スピードと躍動感、迫力が想像以上で、すっかり魅了された。

強く速いスマッシュもあれば、勢いを殺してネット際に落とすショットもあり…スピード感あふれる応酬の中、相手の裏をかく戦略が駆使される頭脳戦も展開されていて、ハラハラドキドキが止まらない。応援している選手が決めれば「よし!」とテンションが上がるし、相手に決められれば悔しいけれど「上手いな…」と唸る。

一方で、「それも拾えるのか」と驚くほど機敏に動いてシャトルを返す場面も多く、一瞬たりとも目が離せない。

スピード、機動力、頭脳すべてが詰まったバドミントン。面白くないわけがない。

15点先取で最大3セットという対戦は、もっと長く見ていたいと思うほど、あっという間に感じられた。

 

メインアリーナの雰囲気

 

筆者が観戦したシングルス戦は、メインアリーナに10面、サブアリーナに3面のコートが設けられ、コートが空くたびに次の対戦がコールされる…という大忙しな大会運営だったが、バドミントンの国内トップリーグ・S/Jリーグは、コートは1面ないし2面のみで行われる。

今大会も、試合が進んで同時進行の試合数が減ってくると、それまで以上に色々な音がコートから聞こえてきた。シューズが床を蹴るキュッキュッという音、ドンと踏み込む音、ラケットを振るビュンという風切音、シャトルを打つ乾いた打撃音、そして選手の息遣い。S/Jリーグの会場でも、きっと様々な音や声が聞こえるだろう。それらが迫力や臨場感を増し、没入感も高まるにちがいない。

 


10月末に今季開幕を迎えるS/Jリーグ。男女各12チームをそれぞれ2ブロック(SとJ)に分け、6チームずつでリーグ戦を行う。

女子Jブロックの広島ガスバドミントン部は、開幕2戦目、11月28・29日の東京大会で今季初戦を迎える。深田選手は、今大会で見つけた課題を次のステージに活かしたいと言う。

 

「もっと点を取れるところもあったと思うので、技術の質を高くして、後衛としての役割をもっと果たせるようにしなければいけないと思いました。大会が続くので、自分の体もしっかり整えて、普段の練習から課題と向き合いながら1試合1試合を大事にやっていきたいと思います」

 

広島ガスバドミントン部_阪中選手
坂中選手

 

また、S/Jリーグがダブルス2戦、シングルス1戦(D→S→Dの順)を行なって2勝先取制で行われる団体戦であることから、坂中選手はチームで足並みを揃える必要性に言及した。

 

「ここまでは個人戦がメインでしたがS/Jリーグは団体戦なので、各々で調整しつつも、チームで同じ方向に向かってみんなで勝ちに行く気持ちを大事に、頑張っていきたいです」

 

来年1月24日には、広島グリーンアリーナを会場に、S/Jリーグ広島大会も開催される。

ぜひ会場でバドミントンの迫力と面白さを体感してほしい。そして、広島ガスバドミントン部をみんなで応援しよう!

 

 

広島大会の詳細は未定。発表があり次第「YELLカレンダー」に反映するのでチェックを

 


※会場入口、2階席からの写真以外はチーム提供

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