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自転車レースPVで興奮と感動を共有

執筆者の写真: momijiro
momijiro
9月24日
読了時間: 5分
VCHパブリックビューイングの様子

9月20日、プロ自転車ロードレースチーム・ヴィクトワール広島がパブリックビューイングを開催した。

 

対象レースは、新潟県内で行われた南魚沼クリテリウム。

Jクリテリウムツアーの2026シーズン最終戦で、昨年の年間ポイントランキング王者で今季もトップにつけている孫崎大樹選手のタイトル連覇がかかる大切なレースだ。

※クリテリウムとは、比較的短距離の周回コースで行うレースのこと。南魚沼大会は1周1.24km×35周=43.4kmで行われた。


2025南魚沼クリテリウム優勝(レオネル・キンテロ選手)
2025年大会はレオネル・キンテロ選手が優勝

 

ヴィクトワール広島が参戦するJBCFサイクルロードシリーズには、Jクリテリウムツアー(JCT)のほかに、主に長距離のロードレースを行うJプロツアー(JPT)があり、この前日にはJPT最終戦・南魚沼ロードレース(12km×12周=144km)が開催。そこでルーク・バーンズ選手が優勝したことで年間チームランキングの逆転に成功し、チーム総合優勝に輝いたこともあって、パブリックビューイングに集まったファンの間にはさらなる栄冠を期待する熱気が漂っていた。

 

会場のヴィクトワールサイクルステーション

会場は、ヴィクトワール サイクル ステーション。広島競輪場のほか、アーバンスポーツを楽しめるエリアや遊具を備えた芝生の公園などを有する「アーバンサイクルパークス広島」内に建つホテル「せとうちサイクルステイズ広島宇品」1階にあり、普段は選手のバイク整備も担当するチームメカニック・竹内良太氏が常駐してスポーツバイクの販売や整備、メンテナンス用品やチームグッズの販売を行なっている場所だ。


エントランスを入り、一番奥まで進むとヴィクトワールサイクルステーション
エントランスを入り、一番奥まで進むとヴィクトワールサイクルステーション



誰より速く走って1番にゴールを駆け抜けた人が勝ち、というシンプルさがある一方で、戦術や駆け引きが複雑で奥が深い自転車ロードレース。選手の思惑や、それによって変化するレース状況がわかると、観戦はより楽しめる。

ヴィクトワール広島のパブリックビューイングは、現役選手やOBなどが解説を担当し、初心者にもわかりやすく、かつプロならではの視点から専門的な情報も提供されるためコアなファンも楽しめるのが特徴。


解説役を務める中村圭佑選手

 

今回、その役を担ったのはチーム在籍6年目の現役、中村圭佑選手。チームメイトだけでなくライバルたちの特徴や力量も把握しているため、今、目の前に見えているレースの状況に加えて、このあと起こるであろう次の動きについても多角的に解説してくれて引き込まれる。


レース中の中村選手(2人目)
レース中の中村選手(先頭から2人目)。先頭は孫崎選手


 

パブリックビューイングは初めてという観客曰く「今年3月、商工センターでの広島クリテリウムは観戦には行きました。会場放送で流れていた白川幸希選手の解説がすごくよかったので、今日も選手の解説があるというので来ました」「テレビではレース観戦したことがありますが、今日は選手が教えてくれるのでわかりやすくて良かったです」。

日頃からレースや練習でチームメイトと一緒に走る機会も多い中村選手からは、裏話や日常のエピソードが紹介(暴露?)される場面もあり、観客席には時折笑い声が起こることもあった。

 

南魚沼クリテリウムの一場面(左から4人目のグリーンジャージが孫崎選手)

自転車ロードレース最大の特徴は、チーム内で最も力があり勝てる可能性が高い、あるいは勝たせたい選手を「エース」とし、チームメイトはエースを勝たせるため優位にレースを進めるよう「アシスト」として動くチーム戦であること。

中村選手の解説によれば、今回のレースでは、5位以上でゴールすれば年間ランキング1位(個人総合優勝)が確定する孫崎選手を全員でサポートするというプランで意思統一がなされていた。

 

実際、レースではレオネル・キンテロ選手や白川幸希選手が積極的に動き、そのおかげで万全の位置でゴール前のスプリント勝負に臨むことができた孫崎選手は、トップと0.6秒差の5位でフィニッシュ。チャンピオンの証であるグリーンジャージを守った。


JCT個人総合優勝を決めた孫崎選手

 

快挙を見届け、パブリックビューイング会場には歓喜の興奮と祝福ムードがあふれた。

中継はYouTube配信なので、誰でもどこでも無料で視聴できる。しかし、「現地まで行けなくても、みんなで応援できるのがいい」という来場者の言葉の通り、共にハラハラドキドキしたり、喜びを分かち合ったりできるのがパブリックビューイングの魅力だ。遠くは島根県や東広島市からも「現地まで行けないのなら」とファンが集まった。

 

レース後には、現地とビデオ通話でつないで西村大輝監督や孫崎選手からレースの振り返りや応援への感謝の言葉を直接聞くこともでき、会場は大盛り上がり。


孫崎選手とのビデオ通話で盛り上がる観客
レース直後、現地の孫崎選手とビデオ通話がつながり、みんなで祝福


 

チーム発足12年目にして、JPTチーム総合優勝とJCT個人総合優勝を実現したヴィクトワール広島。古くから応援するファンは「最初は弱くて『応援してあげなきゃ』と思うくらいだったけど、すごく強くなった。それでも近寄りがたさがなくて、昔も今も選手たちは気さくに話してくれる」ことがチームの魅力だと言う。プロスポーツチームでありながら選手との距離が近く、直接触れ合うことで応援したい気持ちが強まるようだ。


パブビュー参加者で記念撮影

 

チームはこのあと、国際レースなどが続き11月15日にシーズン閉幕を迎える。

オフの期間も、一般参加可能な自転車レースイベント「ヴィクトワールサイクルカップ」やサイクリングイベントなど選手と交流できる機会は多い。11月にはシーズンエンドパーティーも開催。

ヴィクトワール広島の魅力を直に感じて、来季は広島大会での生観戦と、年数回開催されるパブリックビューイングでの遠隔応援を体験してみては。

 

▶︎イベント予定等の詳細はヴィクトワール広島公式サイトにて確認を。


ヴィクトワール広島優勝記念ビジュアル

※パブリックビューイング会場での写真以外はヴィクトワール広島提供。チーム関係者各位、インタビューにご協力くださった皆さま、ご協力ありがとうございました。

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